要介護高齢者の口腔ケアについて

秋が深まり、ぐっと冷え込む日が増えてきましたね。本格的な冬までもう少しでしょうか。

すがわら歯科では、訪問診療にて介護施設での口腔ケア等を行っております。
先日は訪問診療先の介護施設にて、定期的に行っている口腔ケアについての講義をさせて頂きました。

たくさんの方にお集まりいただき、口腔ケアの重要性について知っていただくよい機会となりました。

毎日行う歯磨きは、むし歯や歯周病予防だけでなく、誤嚥性肺炎をはじめ様々な全身疾患やインフルエンザ等の感染症予防になります。

要介護高齢者では、機能低下によりご自身での歯磨きが困難または不十分になることが多いため、毎日の介護者による口腔ケアがとても重要です。

日頃、利用者様と接する機会の多い介護職員の方々に口腔ケアの必要性や、方法について理解を深めてもらうことで、利用者様の健康やＱＯＬ向上、よりよい介護につながることを願っています。

訪問診療以外でも、定期健診等でお口の健康のサポートをさせていただいております。

年齢を重ねると免疫力の低下などにより、病気にかかりやすくなることは皆さんご存じかもしれません。
お口の中の病気も脳卒中や誤嚥性肺炎、認知症や糖尿病など様々な病気と関連があるため、定期健診でむし歯、歯周病を予防してお口の健康を守ることは全身の健康を守ることにもつながります。

ご自身だけでなく、ご家族の方のお口の健康についての相談やクリーニングのご希望などがございましたら、ぜひお声かけください！

今年も残り２か月を切り、年末に向けてなにかと忙しい時期ですが、健康第一に過ごしてくださいね☺

担当／歯科衛生士　吉田