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歯周病、正しく知っていますか?
みなさんこんにちは、すがわら歯科・歯科衛生士の小林です。
とうとう12月に入り、今年も残すところ1ヶ月を切りました。
さて、第3回目となります今回は、“歯周病”についてお伝えします。
皆さんは歯周病についてどのくらいご存知でしょうか。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされ、歯の周りの歯肉や、歯を支える骨などが減ってしまう病気です。
皆さんは、歯磨き時に出血することはありませんか?
それは、歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないと、そこに多くの細菌が停滞し歯肉が炎症を起こして赤くなり、腫れ、出血するからです。
ただこの時、歯ブラシが歯と歯肉の境目にしっかり当たっていないと、出血しないため、ほとんどが見落とされています。
そのため、自覚症状がわかりずらく、本人が気づく頃にはかなり重症化しており、成人の約8割以上がかかっているといわれます。
歯周病は、歯肉炎と歯周炎の大きく2つに分かれ、
歯肉炎は比較的軽度な状態なのですが、そのまま放っておくと歯周炎に進行してしまいます。健康な歯肉も一緒にその特徴をお伝えしますね。
<健康な歯肉>
・薄いピンク色の歯肉
・歯肉が引き締まっている
・歯と歯の間に歯肉が入り込んで弾力がある
・ブラッシングでは出血しない
<歯肉炎>
・赤色の歯肉
・歯肉が丸みを帯び膨らんでいる
・腫れた歯と歯肉との間に歯垢が溜まり悪化する
・ブラッシングで出血する
<歯周炎>
・赤紫色歯肉
・歯肉が腫れている
・歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる
・歯肉が退縮して歯が長く見える
・歯周ポケットが深くなり骨が溶ける
・ブラッシングで出血や膿がでる
皆さんは今、どの特徴に当てはまりますか?
口臭が気になる、
口の中がネバネバする、
歯が長くなったと感じる、物が詰まりやすい気がする
などそんな症状を感じていませんか?
つまり“歯周病”とは、前頭にお伝えした通り、歯垢の中の細菌によって歯肉の炎症を引き起こし、やがては歯を支えている骨を溶かし減っていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。
そして、歯科医院に行くことで、歯周病の予防、早期治療も可能です。ただ、重症になってからでは治療に時間がかかってしまいます。
お早めに1度ぜひ相談にお越し下さい!
ホームケアとプロフェッショナルケアでお口の健康を一緒に守りましょう。
本格的に寒い季節になりました。体調には充分に気をつけ、暖かくして過ごしてくださいね。